チームから移籍を許され移籍先を探していたNeil Mellor。
ハーツへの完全移籍は本人の希望で無くなり、チャンピョンシップのチームへのローンが濃厚と思われていましたが
シーズン終了までのローン先はプレミアシップのウィガンになりました。
ウィガンのPaul Jewell監督はNeil Mellorと同じくLiverpoolのFWとしてリザーブで活躍したものの
1stチームでは出番がなく渋々チームを去ったという過去があり、今のNeil Mellorと同じ経験をした人です。
このローンはウィガンへの完全移籍を前提したものだろうと思ってしまいますが
Neil Mellor本人はまだLiverpoolでのキャリアを諦めていない様子。
"ウィガンでプレイする事を楽しみにしていますし、またゴールを量産していきたいと思います。
Paul Jewell監督は、Liverpoolに在籍していた時にまさに自分と同じ境遇にいた人なので
彼から多くのことを学べるだろうと思っています。
ウィガンへ行く前にRafael Benitez監督と話しをして、監督はこう言いました
ローンに出る事は君にとって為になる、ゴールを決めて調子を上げてきなさいって
そして、僕はAnfieldでは5番目のストライカーで出場はリザーブゲームに限られてくるから
ウィガンへのローンはとても良い機会になるだろうとね。
この移籍がLiverpoolでのキャリアの終わりを意味するとは思っていません。
クラブを愛しているし、ずっとお世話になってきているからね。
自分を磨きたいし、トップレベルでもゴールを決められる事を証明したい。
自分の力を見せれるかは、自分にかかっています。
練習では本当に調子が良いんです、ここ2年間ぐらいで一番良いんじゃないかな。
ウィガンは良いチームで、Stephane Henchozの事は良く知っているし
試合に起用してもらって、ゴールを量産できればと思う。
ゴールを決めるのがとにかく好きで、この1年間を怪我で棒に振ってしまったから鬱憤が溜まっているよ。"
<早ければ土曜日のミドルズブラ戦でデビューもあるかもしれないが、ウィガンはCarling Cupにまだ残っていて
先日のアーセナルとの準決勝1st legでは1-0で勝利し、決勝進出に王手をかけています。
Neil Mellorと言えば対アーセナル、ウィガンの決勝進出確定ゴールをこの男が決めるかもしれません。>
"決勝には行きたいよね、でもそうするには本当に一生懸命にやらないと。
上手くいけばメンバー入り出来るかもしれないし、頑張ってウィガンをカーディフへ進ませたい。"
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Liverpoolでのキャリアに拘り続けるこの姿勢が本当にファンから愛されています。
去年のアーセナル戦でようやく努力が報われる時が来たかと思われたものの
両膝の手術で水を注されてしまい、またリザーブ要員に戻ってしまい今に至るわけですが
正直この移籍からまたLiverpoolに帰ってくる確率は残念ながら低いと思われます。
ウィガンで確固たる地位を築いて、Benitez監督が呼び戻したくなる活躍をして欲しいと心から願います。
ちなみに、2月11日にウィガン戦がありますが、その試合でNeil Mellorは出場できません
プレミアのルールでローン中のプレイヤーは本当に所属しているチームとの対戦時は
出場してはいけないというルールがあるからです。