日本の時間では日付が変わってしまいましたが、4月15日は毎年Liverpool及びファンには特別な日です。
1989年のFA CUP準決勝で起きたヒルスバラの悲劇です。
試合開始後も遅れてやってきたLiverpoolファンの入場が続々と続き、対処に慌てた警備官が
緊急で開けたゲートから多くのファンが、すでに始まってる試合をいち早く見ようと
なだれ込んできたが、すでに超満員のスタジアムには立つ場所も無い状態でパニック状態となり
逃げ場を失ったファンがフーリガン対策の金網に追いやられ
最終的に96人のLiverpoolファンが押しつぶされて死んでしまう惨事となりました。
この中には10代前半の若者も多く含まれていて、Liverpoolにとって悲しく辛い事件となりました。
Anfieldのシャンクリーゲート横にある慰霊碑には常に多くの花や写真などが供えられています。
今シーズンのCarling Cup時にミルウォールのファンからヒルスバラをネタにしたヤジに対して
Liverpoolファンが大激怒したように、16年が経つ今も現地の人々は忘れる去る事無く
同志96名の尊い命を偲んでいます。
この事件をその当時に見てもいない私のような日本のファンにとっても、自分に関係無い過去の事件ではないです。
正確にはフットボールファン全員にも関係してくるのです。
近年、旅行でイングランドに試合を見に行く方も多いだろうが、イングランドで安心して見れるのは
この事件やヘイゼルの事件がきっかけで全スタジアムの構造が大きく変わったからでもあります。
我々の安全が守られてる背景にはこういった事があったからだという事を忘れてはいけないでしょう。
明日のトッテナム戦の前に黙祷があると思いますが
TVの前であっても一緒に96人の同志の為に黙祷を一緒に捧げてください。
You'll never walk alone.
Posted by G : April 16, 2005 07:34 AM | Trackback