February 23, 2004

Dogville

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話題作のドッグビルを見ました。
映画のジャンルとしては復讐劇になるんでしょうが、それにいたる過程が斬新と言うか奇抜。
個人的にはこういったインパクトがあり見る人間にいろんな感想を持たせてくれる
作品が好きなので面白かったですが、万人向けではないですね。
自分なりの解釈も書いてみたいのですがネタバレになるので
一応、隠しときます。
予告編はこちらでみてくださ~い。

星×4

まずはニコール キッドマンが演じる主人公グレースについて書かなければいけないだろう。
ギャングに追われドッグビルと言うロッキー山脈の麓の小さな村にたどり着き
この町の住人たちにかくまってもらい難を逃れる。
住民達に恩返し、共同生活していく為に住民の生活の手伝いをすることになる。
そんな仕事を一生懸命することに生きがいを感じ
住民からの信頼も得たが時が過ぎて事態は変わっていく。

とある事件をきっかけに、彼女は住民の敵になってしまいひどい扱いを受けることになる。
そして、遂に耐えられなくなったグレースは脱走を試みるが失敗に終わる。

そして住民たちは脱走できなくするために彼女の錘付きの首輪を付けて、奴隷のように扱うようになる。
しかし、そんな住民の悪行を許す事で自分の心を癒し、ひどい日々の生活を耐えるグレース。

実は自分を追ってるギャングは自分の父親で、彼女は家出をした娘。(これは最後に明かされた事実)

幼少期からギャングのボスの娘として、人殺しは当たり前の普通ではない歪んだ
世界で育ってきた分けだが、そんな世界から逃げ出しまともな世界で生活したいと思い
家出をしたと言う設定だと思います。

そんな環境で育った自分自身を変えたくて葛藤し
住民達の自分に対する悪行を許す事で自分が良い人間なれると信じる事によって
奴隷のような日々に耐えたが、とある事がきっかけで
住民の一人が彼女の事を密告してしまい父親に居場所がばれてしまい、遂に迎えがくる。

今までかくまってきた彼女を住民たちは差し出すが
これが自分たちへの罰になるとは誰も思わなかったはず。

彼女は父親との会話で
「人は自分のした事に責任を持たねばならない」
と言う当たり前の事に気付くが、それは今までここでのひどい生活を耐えてきた自分の考えを
全否定する事に繋がることに気付いた彼女はショックを受け
父親の力でこの町を消滅させる事を選択する。

こうして町は焼かれ、住民は抹殺されストーリーは終わるが
何も特徴の無い町で唯一、この町であることを教えてくれる飼犬だけが奇跡的に生き残ってるのだが
犬(動物)は本能に従い生きる物。
複雑な感情、思考で生きるのが人間だが
最後には基本的な本能、感情だけが残ると言う事が言いたいのだと思う。

そしてその犬だけは生かし残して帰るグレース。

まぁ深く考えず、さっくり書けば「世間知らずのお嬢ちゃんの迷惑珍道中」で終わる話かな?
個人的にはスタンリー キューブリック作品チックな構成が気に入りましたけどね。
例え、くだらない話と感想を持った人でも、きっと記憶に残る作品になるのは間違いないだろう。
記憶に残ると言う事は映画として上手く作られた作品であることの証拠になるだろうし
監督としてもそれだけのインパクトを与えられたというのは喜びのはずだろうから。

Posted by G : February 23, 2004 02:44 AM
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